本質を見抜く力でクリエイターと新たなIPを創出する。
渉外部/部長
[社員インタビュー・対談]
経営/取締役執行役員
東京大学教養学部を卒業、同大学院を中退し、2014年創業時よりcolyに参画。プロデューサーとして複数のゲームプロジェクトの立ち上げを担当。現在は事業全般を統括。
Q.
colyとの出会いや、入社の経緯を教えてください。
colyというか、代表との出会いは学生の頃まで遡ります。生物学系の学部で、よく実験パートナーを組んでいました。
その後私は大学院に進学し、それはそれとしてミュージシャンになるべく粛々と活動をしていたのですが、その時にcolyの前身となる事業で代表にアルバイトに誘われたのがきっかけで、そのままcolyの立ち上げ時に自然と参加しました。
元々そういうバックグラウンドではあるのですが、colyと出会ってから本格的にエンターテインメントを仕事にすることのエキサイティングさと難しさを知りました。
Q.
現在はどんな役割を担っているのでしょうか?
現在は取締役執行役員として経営に携わりつつ、現場にも深く関わっています。直近では、既存の女性向けソーシャルゲーム領域とは異なる、新たなジャンルのゲーム開発をリードしています。また、IPを中心に、イベント・グッズ・飲食などリアル体験を絡めた統合的な事業展開にも取り組んでおり、エンタメの可能性をより広く、より深く追求するフェーズに入りつつあります。特徴的なのは、こうした新規事業にスモールチームで挑んでいる点です。アジャイルな体制を整え、スピード感と柔軟性を武器に、「ゼロから何かを生み出す」ことにフォーカスしています。経営と現場の両輪に携わることで、挑戦を戦略レベルでデザインし、実行まで一貫して推進できるポジションにやりがいを感じています。

Q.
colyで働く中で、特に大切にしている価値観は?
私たちが取り組むゲームやエンタメの世界には、明確な“正解”がありません。だからこそ、自ら問いを立て、自ら意思決定する力が極めて重要だと考えています。たとえば、新規IPの方向性を決めるときも、リサーチやマーケットデータはあくまで参考情報であり、最終的には「これが面白いと思うか」「届けたい価値があるか」を自分たちで判断しなければならない。自由に意思決定できる環境だからこそ、曖昧な状況にも耐え、仮説を立てて進む勇気が問われます。同時に、その挑戦をチーム全体で支え合う文化も非常に大切にしています。組織が大きくなっても、“個が自律的に動き、全体で補完する”という柔軟で機動力のある体制を守り続けたいと思っています。

Q.
新たにジョインする方に、どんな期待をしていますか?
colyでは年齢や経験年数よりも、「自分の頭で考え、手を動かせる人」が活躍しています。未整備な状況を楽しみ、仮説を持ってまず行動してみる。さらに、その行動の背景や意図を“言語化”し、周囲に納得感を与えることができる方は、どの職種でも力を発揮しています。また、複雑な問題を同時に解くバランス感覚や、失敗を恐れずに「とりあえずやってみる」フットワークの軽さも大切です。正解のない問いに挑む上では、自身のアイデアや思考を“根拠を持って説明できる力”がチームにとって大きな財産になります。私自身もそうした仲間に日々刺激を受けていますし、そういった姿勢を持った方とはぜひご一緒したいと強く思っています。
Q.
今後、colyの事業や組織をどのように成長させていきたいですか?
今後のcolyは、国内市場で培ってきた女性向けIPの強みを生かしつつ、グローバル市場への本格展開に挑戦していきます。中でも私は、新たなIPをゼロから生み出し、それを国内外で展開することにフォーカスしています。世界のユーザーに届くプロダクトを、最小のチームで最大の熱量でつくる——この挑戦は非常に難易度が高いですが、その分大きな可能性も感じています。組織面では、優秀な専門性を持つメンバーと、複数領域を渡り歩けるジェネラリストの育成を両立させたいと考えています。特に後者については、今後はスモールプロダクトを複数回すことで「経験値を積ませる場」づくりに力を入れていきます。強い個と柔軟な組織が共存する、“持続可能な挑戦集団”を目指していきたいです。